【高耐久】
アルミ製ドレンレールについて特長を詳しく解説
マンション・アパートなどの集合住宅に欠かせないエアコン。室外機からの排水処理が必須となります。
排水の際、共用廊下やベランダの床が汚れたり、階下への水漏れ対策としてオススメなのが「ドレンレール」と呼ばれる部材です。
本記事では、ダイケン製ドレンレール(エアコン用排水パイプ)についてご紹介します。
(公開:2023年10月31日)
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〈この資料で分かること〉
■ダイケン製 ドレンレール(エアコン用排水パイプ) 製品ラインアップ・詳細
■オプション製品のご紹介
■会社概要・お問い合わせ方法 など
(全8ページ・PDF形式:約2MB)
【 目 次 】
【ドレンレール(エアコン用排水パイプ)】とは
エアコン室外機からの排出された水を、スムーズに排水溝まで誘導
「ドレンレール」とは、エアコンの室外機から排出された水を、排水溝まで流すための水路となる部材です。エアコン室外機設置時に、排水の出口であるパイプの先にドレンレール等が設置されていないと、排出された水が床面に広がり、汚れやシミ、階下への水漏れができる原因となります。
ベランダや廊下の床面を美しく保つため、室外機を設置する場所に応じて取り付けておきたい設備です。
ダイケン ドレンレール( エアコン用排水パイプ) ラインアップ
“建築金物総合メーカー” ダイケンがおすすめする、〈アルミ製〉のドレンレール
ダイケンは、自転車置場やごみ収集庫、宅配ボックス、引戸クローザー、点検口のようなエクステリア製品や建具金物、内装建材などを製造販売する建築金物総合メーカーです。(創業1924年/東証スタンダード上場:証券コード5900)
ダイケンのエアコン用排水パイプはアルミ製で、「埋込式タイプ」と「直付式タイプ」の2種類があります。
埋込式タイプは、ドレンレールを床材に埋め込む形で設置するため、床面との段差が小さく仕上がりが綺麗に納まります。歩く際に引っ掛かりが少ないため、つまづくリスクも抑えられます。
直付式タイプは、ホース止めのクリップにより、ドレンホースをお好みの箇所で固定できます。
以下では、製品ラインナップをご紹介します。
【埋込式】EDF〈 PAT 〉型
カバー式で段差が小さく、つまづかず安心。
*ホースは製品に含まれていません。
製品の特長
●カバー式なので、溝の清掃が簡単にできます。
●カバーが床シート押さえの役割をし、押さえ部にローレットを付けてシートが外れにくくなっています。
●ペイント床にも対応しています。
●ホースの固定ができるホース差込穴付き。
●本体は工事中のモルタル混入防止保護剤付きです。
● 製品の仕様
● 図面
▲納まり参考図
▲モルタル床仕様の場合
▲側面図
▲平面図
●施工方法(シート床の場合)
①コンクリート打設の際に、ステ板(合板等)をエアコン排水パイプ取り付け場所に入れる。
②ステ板をはずし、本体上面と床コンクリートを同一面になる様にスペーサーで調整してセットする。
③エアコン排水パイプ本体周囲にモルタルを充填する。
④床シートを貼る。
⑤カバーを取り付けるまで保護材はそのままにしておく。
⑥カバー取り付け時に保護材を取り除き、カバーをはめ込む。
( 実際の施工事例 )
【埋込式】EDU2型
膜付差込キャップで、施工時にゴミ・ホコリをカット。
ホース差込時にフィットし、はずれにくくなります。
*ホースは製品に含まれていません。
製品の特長
●埋込式なので段差を感じる事なく、つまずく心配がありません。
●ゴミ防止キャップに十文字に切り込みを入れるだけで、ホースの差し込みが簡単に行えます。
● 製品の仕様
● 図面
▲モルタル床仕様の場合
▲断面図
▲平面図
●施工方法(シート床の場合)
①コンクリート打設の際に、ステ板(合板等)をエアコン排水パイプ取り付け場所に入れる。
②ステ板をはずし本体上面と床コンクリートを同一面になる様にスペーサーで調整してセットする。
③エアコン排水パイプ本体周囲にモルタルを充填する。
④床シートを貼る。(キャップ部はシートを切り取る。)
⑤ホース挿入時キャップ表面を十文字に切る。
【直付式】EDY2型
ホース止めクリップによりホースがお好みの所で固定、
外れて水漏れする心配がありません。
*ホースは製品に含まれていません。
製品の特長
●排水溝の幅を小さくし、段差を最小限におさえました。
●排水パイプを床シート押さえ金具として使用できます。
●取付用コンクリートビス(呼び径4×25皿タッピンねじ)付きです。
● 製品の仕様
● 図面
▲本体納まり図
▲平面図
施工上の注意点
アルミニウムはサビにくい性質を持っていますが、下記の要因は腐食の発生原因となります。
ご注意ください。
●アルミニウム表面にキズがつくと、その部分より腐食しやすくなりますので、取扱いにはご注意ください。
●アルミニウムにコンクリートやモルタルの抽出液が付着した場合は、速やかに取り除いてください。
●コンクリートに混ぜる砂は、塩分が国土交通省基準値(0.04%以下)を上回る物を使用しないでください。
●コンクリートの急結剤の中に、塩素化合物が入っているものを使用しないでください。
●アルミニウムが腐食する恐れが有るため、コンクリートやモルタルが完全に乾いてから床シートを施工してください。
●アルミニウムが腐食する恐れのある接着剤、化学薬品、洗浄薬品が付着した場合は速やかに取り除いてください。
ダイケン【エアコン用排水パイプ】ご購入・設置について
当社は一般の方への直接の販売は行っておりません。
また、設置工事・メンテンス修理等も対応しておりません。
お手数ですが、ご購入(注文)・設置の手配は、最寄りの工務店や建築金物取り扱いの販売店(ホームセンター等)をご利用ください。
※製品についてのお問い合わせは、最寄りのダイケン営業所までお願いいたします。
ダイケン【エアコン用排水パイプ】よくあるお問い合わせ
Q. エアコン用排水パイプの耐久性はどのくらいですか。
A. 設置場所の環境により異なりますが、アルミ製の部分については約10年以上としております。
Q. 直付式の「EDY2型」は、後付け可能でしょうか。
A.技術的には可能ですが、後付けすると床仕上げ面との段差が発生するため、推奨はしておりません。
Q. 指定サイズにカットしての発注は可能でしょうか。
A.納期に余裕があれば、対応可能です。ただし、別途カット代が発生します。スケジュール含め、まずは最寄りのダイケン営業所までご相談ください。
Q. エアコンのメーカーに指定はありますか。
A.指定のメーカーはございません。
Q. 「EDF型」に「EDU2型」の端部キャップとゴミ防止キャップを付けられますか。
A.形状が異なるため、EDF型には使用不可となります。
Q. 角に設置したい場合、何か良い方法はありますか。
A.EDF型、EDU型につきましては、オプションで「Lコーナー」パーツの取り扱いがございます。
詳しくは、製品資料をご覧ください。
ダイケン【エアコン用排水パイプ】まとめ
ダイケンのエアコン排水パイプは、アルミ製で「埋込式」、「直付式」の2種類をラインアップしています。それぞれ設置場所の状況によって選択してください。
埋め込み型のFDF型、EDU2型、直付け型のEDY型の3製品について、もっと知りたいと思われた方はぜひ資料もダウンロードしてご確認ください。
ご購入・設置工事は最寄りの販売店・工務店をご利用ください(当社での直接の販売・工事・メンテンス作業は行っていません)。また、オプション品などの購入は、販売店をご利用ください。
ダイケンのエアコン排水用パイプに関する不明点は、最寄りのダイケン営業所までお問い合わせください。
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