【レールホルダー】とは?
ハンガーレール ドアハンガー部品を解説
工場や倉庫などの大きくて重い扉を吊り下げる「ダイケン ハンガーレールシリーズ ドアハンガー部品」。ドアハンガー部品は、たくさんの種類があり選定に迷うことも少なくないと思います。
今回は、そんなダイケン ハンガーレールシリーズ ドアハンガー部品から【レールホルダー(品番:RH)】について解説します。
(公開:2021年11月22日)
【 目 次 】
■ハンガーレールシリーズ ドアハンガー部品【レールホルダー】とは?
「レールホルダー(品番:RH)」は、受(ブラケット)と受の間で短尺レール同士を連結する場合に必要な部品です。つまり、短尺レール同士を予め連結し長尺レールとするための部品です。
適用は、スチール ドアハンガー・ステンレス ドアハンガーともに「2号~4号」までです。レールとの連結方法は「ねじ固定(組付ボルト:M8×12トラスねじ)」で、点溶接は不要です(レールの穴加工が必要です)。品番は、スチール ドアハンガー 2号の場合「#2 RH」、ステンレス ドアハンガー 2号の場合「#2S-RH」です。
■【レールホルダー】と【継受(つぎうけ)】の違い
レールホルダー以外にレール連結できる部品が「継受(つぎうけ)」です。
上記で説明した通り「レールホルダー(RH)」は、受(ブラケット)と受の間で短尺レール同士を連結する必要が出てきた場合に使用する部品です。
一方「継受」は、2本のハンガーレールの連結時に使用します。通常の施工では「継受(天井継受(OBT)または横継受(SBT)」を使用してください。なお、継受とレールの固定は「点溶接」を行います。
▼ドアハンガーの施工手順動画をチェック▼
▼ハンガーレールシリーズとは?ブログ公開中▼
▼複車・単車の違いを解説!ブログ公開中▼
■【レールホルダー】の注意点
「レールホルダー(RH)」は、レール連結時に継受の代わりとして使用することはできません。
また、「カーブレール」や「L型天井受(継受)〈OBL /OBLT〉」の施工時には使用できません。
カーブレールに使用できない理由は、レールホルダーは直線レール同士を連結させるための部品だからです。そのため、R形状のレールには納まりません。L型天井受(継受)の場合は、部品の高さがレールホルダーの方が高くなり天井に着いてしまうため施工ができません。
■【レールホルダー】とは?
ハンガーレール ドアハンガー部品を解説 まとめ
「レールホルダー(RH)」は、受(ブラケット)と受の間で短尺レール同士を連結する場合に必要な部品です。いわば、短尺レール同士を予め連結し長尺レールとするための部品です。
適用は、スチール ドアハンガー・ステンレス ドアハンガーともに「2号~4号」までです。品番は、スチール ドアハンガー 2号の場合「#2 RH」、ステンレス ドアハンガー 2号の場合「#2S-RH」です。なお、カーブレール、L型天井受(継受)使用時には施工できないので注意が必要です。
レールホルダーに似た部品の「継受(つぎうけ)」は、2本のハンガーレールを連結するために使用します。ですので、通常の施工では「継受」を使用してください。レールホルダーは、レール連結時に継受の代わりとして使用することはできません。
レールホルダーと継受の違いがわかりましたか? 部品選定の際に役立てていただけると幸いです!
設計事務所のみなさまへ ~作図や積算見積りをお手伝いいたします~
ダイケンでは、お忙しい設計事務所ご担当者様の設計に協力させていただいております。
自転車ラック、駐輪場屋根、内外装ルーバー、懸垂幕装置〈一例〉など弊社製品の作図協力や積算見積りのお手伝いをいたします。
作図や積算についてのお悩みやお困り事がありましたら、お問い合わせください。